“陣借”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんがり75.0%
じんが25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、三木俊連は、陣借じんがりの身分なので、同族の行俊、貞俊ら以下、手飼いの郎党小者ばかり二百余人の小勢で、かねて調べておいた“田鍋谷”へ分け入って行った。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
敵にぎとられてしまったのか、進軍の途上、信長の馬前にすがって、陣借じんがりして参加した甲州牢人ろうにん桑原甚内くわばらじんないなどは、腰から下の具足や草摺くさずりは着けていたが、上半身の鎧は失って、半裸体のまま
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これを“陣借じんがり”といい、武者修行者ばかりでなく、機会をつかんで、扶持ふちにありつこうとする在郷の浪人たちも、よく破れよろいに、一すじの槍をかついでは
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)