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附焼刃
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つけやきば
ふりがな文庫
“
附焼刃
(
つけやきば
)” の例文
旧字:
附燒刃
したがるけれど、あとの半分が物になっちゃいねえ、誰かに教えられた
附焼刃
(
つけやきば
)
だ、いいから、そうしていねえ、一人前に二分ずつやる
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
下女は
悪
(
わ
)
るいところへぶつかった。愛嬌が退いて不安が這入る。愛嬌が
附焼刃
(
つけやきば
)
で不安が本体だと思うのは偽哲学者である。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
つまり僕は内から促されてしたのでなくて、入智慧でしたので、
附焼刃
(
つけやきば
)
でしたのだから、だめであったと見える。
ヰタ・セクスアリス
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
如何なる種類の人でも、気取ったり、装ったり、
衒
(
てら
)
ったり、もの欲しそうな、
附焼刃
(
つけやきば
)
なものは鼻もちがならぬ。
俳句への道
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
あの
悪辣
(
あくらつ
)
な人間を以て自他共に許している大井篤夫が、どうしてあんな芝居じみた真似をしていたのだろう。あるいは人が悪いのは
附焼刃
(
つけやきば
)
で、実は存外正直な
感傷主義者
(
センティメンタリスト
)
が正体かも知れない。
路上
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
焼
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
刃
常用漢字
中学
部首:⼑
3画
“附焼”で始まる語句
附焼
附焼団子
附焼麺麭