“附焼刃”の読み方と例文
旧字:附燒刃
読み方割合
つけやきば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したがるけれど、あとの半分が物になっちゃいねえ、誰かに教えられた附焼刃つけやきばだ、いいから、そうしていねえ、一人前に二分ずつやる
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
下女はるいところへぶつかった。愛嬌が退いて不安が這入る。愛嬌が附焼刃つけやきばで不安が本体だと思うのは偽哲学者である。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
つまり僕は内から促されてしたのでなくて、入智慧でしたので、附焼刃つけやきばでしたのだから、だめであったと見える。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)