阿禮あれ)” の例文
新字:阿礼
またその阿禮あれ比賣の命の弟、繩伊呂杼はへいろどに娶ひて、生みませる御子、日子寤間ひこさめまの命、次に若日子建吉備津日子わかひこたけきびつひこの命二柱。この天皇の御子たち、并はせて八柱ませり。
天皇は、當時諸家に傳わつていた帝紀と本辭とが、誤謬が多くなり正しい傳えを失しているとされ、これを正して後世に傳えようとして、稗田ひえだ阿禮あれに命じてこれを誦み習わしめた。
古事記:04 解説 (旧字新仮名) / 武田祐吉(著)
と宣りたまひき。時に舍人とねりあり、姓は稗田ひえだ、名は阿禮あれ、年は二十八。