“阿礼”の読み方と例文
旧字:阿禮
読み方割合
あれ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
口惜くやしい悲しいで気がとりつめ」とか、「この魂が跡を追いかけて引き戻してくる」とか、「東は神宮寺、西は阿礼あれやしろより向うへは通さぬ」
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
阿礼あれの口述を筆録した筈の大安麻呂おおのやすまろの古事記においては、国号の場合にも、また大和一国の場合にも、同じヤマトの語に対して、旧に依りて「倭」の字を用い
国号の由来 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
兵馬もまた有力な手がかりを得たかも知れないが、そこは素通りしてしまって、塩尻峠を下り尽すと、塩尻の阿礼あれやしろ
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)