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闘諍
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とうそう
ふりがな文庫
“
闘諍
(
とうそう
)” の例文
宮古島の方では、アヤゴという古い語りごとの数々が伝わっていて、浅ましいまで
烈
(
はげ
)
しい
闘諍
(
とうそう
)
の数々が、久しい歳月を越えてなお記憶せられていた。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
いつかはまたもっと手ひどく仇を受けるじゃ、この身終って次の
生
(
しょう
)
まで、その
妄執
(
もうしゅう
)
は絶えぬのじゃ。
遂
(
つい
)
には共に
修羅
(
しゅら
)
に入り
闘諍
(
とうそう
)
しばらくもひまはないじゃ。必らずともにさようのたくみはならぬぞや。
二十六夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
たとえば
宮古
(
みやこ
)
群島の方は、近世幾度かの地変があり、また住民の
闘諍
(
とうそう
)
盛衰が
激
(
はげ
)
しかったためか、民居耕田の跡が移り動き、且つ一般に稲作はやや衰えている上に
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
大祓
(
おおはらい
)
の
祝詞
(
のりと
)
からでも
窺
(
うかが
)
われるが、おそらくは語言はほぼ通じ、したがって相互の信仰は理解し得られ、
烈
(
はげ
)
しい
闘諍
(
とうそう
)
をもって統一を期するまでの、必要はなかったかと思われる。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
闘
常用漢字
中学
部首:⾨
18画
諍
漢検1級
部首:⾔
15画
“闘諍”で始まる語句
闘諍言訟