トップ
>
間瀬
>
ませ
ふりがな文庫
“
間瀬
(
ませ
)” の例文
新潟県では
弥彦山
(
やひこさん
)
の背後、海に臨んだ
間瀬
(
ませ
)
という村で、狸を飼う人から橋浦君の聴いて来た話は詳しい。この地方にもタヌキという語はなく、一般にムジといっている。
狸とムジナ
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「それじゃ待っている。
序
(
ついで
)
に言って置くが、僕のところへ来たら、もう
間瀬
(
ませ
)
と呼んじゃ困るよ」
負けない男
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
目付の
間瀬
(
ませ
)
久太夫、植村与五右衛門の五人が、
木彫
(
きぼり
)
のような硬ばった顔をそろえて出て来た。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「ハ、お耳にとまって恐れ入ります。愚楽様と、南町奉行大岡越前守様御同道で、
夜中
(
やちゅう
)
この時ならぬ時刻にお目通り願いいでておりまする。おそば御用、
間瀬
(
ませ
)
日向守様
(
ひゅうがのかみさま
)
が、おことわり申しあげておりますので」
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「お話し致そう、お聞き下され。……今から思えば五年の昔、拙者二十九の春のことでござるが殿に一羽の名鶯がござって、ご寵愛遊ばされ居られました所、拙者の朋友
間瀬
(
ませ
)
金三郎誤って籠から取り逃がしましてござる」
村井長庵記名の傘
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
勝田新左衛門や、
矢頭
(
やとう
)
、
間瀬
(
ませ
)
などの人々が
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
瀬
常用漢字
中学
部首:⽔
19画
“間瀬”で始まる語句
間瀬口
間瀬久太夫
間瀬君
間瀬徹堂