“長門守”の読み方と例文
読み方割合
ながとのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(第三)まもなく内匠頭の親友である戸沢下総守しもうさのかみと小笠原長門守ながとのかみが浅野邸へやってきて、上野介は傲慢不遜ごうまんふそんな男であるから
本所松坂町 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
飛騨ひだ高山三萬八千石の城主、金森長門守ながとのかみ樣の御用人、五百石取の富崎左仲といふ方が、今から丁度十日前に、お長屋で腹を切つて死んでゐる」
惣門の前には、今所司代の村井長門守ながとのかみ(春長軒)が供の者をひかえて佇んでいた。ちょうど内から出て来た貴人の輿こしに遠慮しているふうだった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)