長道ながぢ)” の例文
新羅しらぎ使等が船上で吟誦した古歌として、「天離あまざかるひなの長道ながぢを恋ひ来れば明石の門より家のあたり見ゆ」(巻十五・三六〇八)があるが、此は人麿の歌が伝わったので
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
あまさかる ひな長道ながぢゆ れば、明石あかしより、大和やまとしま
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
この歌も、「あまざかるひな長道ながぢゆ」の歌のように、直線的に伸々のびのびとした調べのものである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)