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長者
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ちょうしゃ
ふりがな文庫
“
長者
(
ちょうしゃ
)” の例文
ところを生れ得て
恭謙
(
きょうけん
)
の君子、盛徳の
長者
(
ちょうしゃ
)
であるかのごとく構えるのだから、当人の苦しいにかかわらず
傍
(
はた
)
から見ると
大分
(
だいぶ
)
おかしいのである。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
今まで
穏
(
おだ
)
やかに
機嫌
(
きげん
)
よく話していた
長者
(
ちょうしゃ
)
から突然こう
手厳
(
てきび
)
しくやりつけられようとは、敬太郎は夢にも思わなかった。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
何度となく彼と議論をした記憶のある私は、ついに彼の
怒
(
おこ
)
ったり激したりする顔を見る事ができずにしまった。私はそれだけでも充分彼を敬愛に
価
(
あたい
)
する
長者
(
ちょうしゃ
)
として認めていた。
硝子戸の中
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
同情のある
恐喝
(
きょうかつ
)
手段は
長者
(
ちょうしゃ
)
の好んで年少に対して用いる遊戯である。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“長者”の解説
長者(ちょうじゃ、ちょうしゃ)は、年長者、富裕者に対する呼称。
(出典:Wikipedia)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“長者”で始まる語句
長者町
長者貝
長者夫婦
長者岬
長者気
長者屋敷