トップ
>
鍵盤
>
キー
ふりがな文庫
“
鍵盤
(
キー
)” の例文
そして、ピアノの
鍵盤
(
キー
)
の上を、子供の時、幽香子の頭を撫でてやったような心持で、涙にひたり乍ら静かに静かに撫で廻して居りました。
死の舞踏
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
女弟子らはもう軽侮の様子を見せていて、彼が
鍵盤
(
キー
)
の上の指の置き方を正してやろうとして手でさわっても、もはや身を震わすようなことはなかった。すると彼は
陰鬱
(
いんうつ
)
な顔付をしてもどって来た。
ジャン・クリストフ:03 第一巻 曙
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
職業的に無意識作用が、私の手を働かせたのでしょうか。イヤイヤそんな生優しい事ではありません。不思議な圧迫的な誘惑が、私の手を
鍵盤
(
キー
)
の上に走らせずには措かなかったのです。
死の舞踏
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
私は、この恐ろしい弾奏を、どうかして
止
(
よ
)
そうと思いましたが私の手は私の意志に反して、
鍵盤
(
キー
)
の上を縦横に駈けめぐり乍ら、あの曲の持った、たまらない不気味な空気を益々濃厚に醸して行きます。
死の舞踏
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“鍵盤”の意味
《名詞》
鍵 盤(けんばん)
鍵盤楽器を演奏する際に操作するスイッチのような部分。白鍵と黒鍵が12音階に従って並べられたもの。英語そのままにキーボードとも言う。
タイプライターやコンピューターの操作部分。
(出典:Wiktionary)
鍵
常用漢字
中学
部首:⾦
17画
盤
常用漢字
中学
部首:⽫
15画
“鍵”で始まる語句
鍵
鍵穴
鍵屋
鍵形
鍵束
鍵孔
鍵裂
鍵鼻
鍵惣
鍵番