鉛節なまりぶし)” の例文
ある時、東京式に若者が二人威勢いせいよく盤台をかついで来たので、珍らしい事だと出て見ると、大きな盤台の中は鉛節なまりぶしが五六本にまぐろの切身が少々、それから此はと驚かされたのはだらけのさめの頭だ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)