鉄扉てつど)” の例文
旧字:鐵扉
入口の重い鉄扉てつどは、人一人が通れるくらいの狭い通路を開けていた。三千子は、胸に番号札を下げると、その間を駆け足ですりぬけた。
鬼仏洞事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「だが、毒瓦斯どくガスが来ると、このあなの中は駄目になるぜ。駅長に云って、早く入口の鉄扉てつどを下ろさせようじゃないか」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)