“針鉄”の読み方と例文
読み方割合
はりがね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは両岸に高く材木を三本組合せて立て、それに藤蔓ふじづるって引張って置き、それに小さな針鉄はりがねの輪をめて、其輪に綱を結んで、田船のみよしに繋いで有るのだ。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
白髪しらがが生えていることも前から気が付かないではなかったが、それが特に小鬢こびんに多く、かゞり火の餘焔よえんが遠くでめら/\と燃え上るのを逆光線に浴びて、針鉄はりがねのように光っている。