“金次郎”の読み方と例文
読み方割合
きんじろう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは祖父に当る金次郎きんじろうという人が三十余年かかって調べあげた覚書で、その郡の山地の地質表のようなものであり
藪落し (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
二世勝三郎には子女おのおの一人いちにんがあって、姉をふさといい、弟を金次郎きんじろうといった。金次郎は「おれは芸人なんぞにはならない」といって、学校にばかり通っていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
まアんな事を云わずに何うか其の訳を聞かせて下さい、私も娘の行方が知れなくなって、それがまア実はうちに居た手代の金次郎きんじろうという者と、まア誠にお恥かしい事だけれども悪い事をして
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)