トップ
>
金壺
>
かなつぼ
ふりがな文庫
“
金壺
(
かなつぼ
)” の例文
鬼髯
(
おにひげ
)
が徒党を組んで左右へ立ち別かれ、眼の玉が
金壺
(
かなつぼ
)
の内ぐるわに
楯籠
(
たてこも
)
り、
眉
(
まゆ
)
が八文字に陣を取り、
唇
(
くちびる
)
が
大土堤
(
おおどて
)
を厚く築いた体、それに
身長
(
みのたけ
)
が
櫓
(
やぐら
)
の真似して
武蔵野
(新字新仮名)
/
山田美妙
(著)
耳鼻科の
金壺
(
かなつぼ
)
教授とが、正木博士と協力致しまして、医学研究上の目的に使用すべく製作されましたもので
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
押入にブラ下がつてゐるのは、四十七、八の
薄汚
(
うすぎたな
)
い男、
月代
(
さかやき
)
が
剥
(
は
)
げちよろで、高い鼻筋が曲つて、クワツと開いた
金壺
(
かなつぼ
)
眼、いかにも繪に描いた貧乏神のやうな感じです。
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
唇を噛んで、少し
金壺
(
かなつぼ
)
な眼を光らせました。
銭形平次捕物控:054 麝香の匂ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
唇を噛んで、少し
金壺
(
かなつぼ
)
な眼を光らせました。
銭形平次捕物控:054 麝香の匂い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
壺
漢検準1級
部首:⼠
12画
“金壺”で始まる語句
金壺眼
金壺笠