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采女正
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うねめのしょう
ふりがな文庫
“
采女正
(
うねめのしょう
)” の例文
「これはどうやら土屋
采女正
(
うねめのしょう
)
様の、お下屋敷のようでございますな」歯茎の取れている老女がいった。が、すぐに紙がめくられた。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
一柳右近
将監
(
しょうげん
)
が江戸大納言へ、服部
采女正
(
うねめのしょう
)
が越後宰相へ、渡瀬左衛門
佐
(
すけ
)
が佐竹右大夫へ、明石左近が小早川左衛門佐へ、前野但馬守と長子出雲守とが中村
式部少輔
(
しきぶしょうゆう
)
へ、等で
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
宗田といえばこの大垣藩の老職を勤める戸田
采女正
(
うねめのしょう
)
を指す、戸田に三家あるので、宗田という処に屋敷のある采女正をそういうのだが、宗田と呼捨てにできるのは国家老だけの筈だ
山だち問答
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
水野
監物
(
けんもつ
)
が見える。又、親族の戸田
采女正
(
うねめのしょう
)
や浅野
美濃守
(
みののかみ
)
などが駈けつける。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小川町の歩兵屯所も土屋
采女正
(
うねめのしょう
)
と稲葉
長門守
(
ながとのかみ
)
の屋敷の建物はみな取り払われて、ここに新らしい長屋と練兵の広場を作ったのであるが、ある一部には昔の庭の形が幾分か残されている所もあった。
半七捕物帳:62 歩兵の髪切り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
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その次には土屋
采女正
(
うねめのしょう
)
様のこれも同じお下屋敷へ、次には
美濃
(
みの
)
の豪農の関重左衛門の屋敷のほとりへ、その次には石山の仁王門の下へ、あばかれるを恐れて地を変えて埋め
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
土屋
采女正
(
うねめのしょう
)
様のお屋敷へも牧野遠江守様のお屋敷へも、中川修理太夫様のお屋敷へも、水野豊後守様のお屋敷へも、いいえいいえそれどころではない、
光圀
(
みつくに
)
様以来勤王の家として
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
采
常用漢字
中学
部首:⾤
8画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
“采女正”で始まる語句
采女正重次