“酔後”の読み方と例文
読み方割合
すいご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、ものうげに、両手をうしろへ落し、大廂おおびさしの外に、わが世の春を飾るがごとくある星を仰いで、大きく酔後すいごの息を吐いた。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
餉台ちゃぶだいの上に両肱りょうひじを突いた叔父が酔後すいごあくびを続けざまに二つした。叔母が下女を呼んで残物ざんぶつを勝手へ運ばした。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)