“酒銭”の読み方と例文
旧字:酒錢
読み方割合
さかて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なおも並木で五割酒銭さかては天下の法だとゆする、あだもなさけも一日限りの、人情は薄き掛け蒲団ぶとん襟首えりくびさむく、待遇もてなしひややかひらうち蒟蒻こんにゃく黒し。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
さきに半円の酒銭さかてを投じて、他の一銭よりもしまざりしこの美人のたんは、拾人の乗り合いをしてそぞろに寒心せしめたりき。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)