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酒料
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さかて
ふりがな文庫
“
酒料
(
さかて
)” の例文
酒料
(
さかて
)
だのを要求される心配は更に無いとはいえ、ぶったくられた当人と、その身寄りの者の迷惑といったらたとうるに物がないのです。
大菩薩峠:33 不破の関の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
その落着くところと、与えらるる
酒料
(
さかて
)
の胸算用を度外にして、物好きに人を載せて走るということはありません。
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
強
(
し
)
いて、彼等が為す悪いこととして見るべきものがありとすれば、それは
酒料
(
さかて
)
をゆするくらいのものだろう。
大菩薩峠:33 不破の関の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
けれども、そういうわけにはゆかないから、お松はこの馬子に定めの賃銀と若干の
酒料
(
さかて
)
とを与えて、自分は、また一人で心細い宿屋の一室へ隠れるようにしています。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
嚇
(
おどか
)
しておいて、長いのをスラリと引抜くのではなく、懐中から投げ出したのは若干の
酒料
(
さかて
)
らしい。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
兵馬も足をとどめて物蔭から遠見にしていると、駕籠賃も
酒料
(
さかて
)
も無事に交渉が済んで駕籠屋は引返す。駕籠を出た覆面は、お寺の門の中へは入らずに、垣に沿うて横路へ廻る。
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「駕籠屋、築地の異人館まで急いでくれ、異人館、知っているだろう、赤髯の巣だ、毛唐が肉を食っているところだ、行け行け、異人館へ乗りこめ——
酒料
(
さかて
)
はいくらでも取らせてやる」
大菩薩峠:34 白雲の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
料
常用漢字
小4
部首:⽃
10画
“酒”で始まる語句
酒
酒肴
酒場
酒宴
酒代
酒瓶
酒杯
酒精
酒屋
酒樽