酒嫌さけきら)” の例文
忠朝の墓前に小さな壺があつていつもふたがしてあるが、中には銀のやうな水が溢れてゐる。酒を断たうとする者は、その水をいたゞいて飲むと、何日いつの間にか酒嫌さけきらひになるといふ事だ。