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鄞
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きん
ふりがな文庫
“
鄞
(
きん
)” の例文
燕王の心胸もとより清からず、道衍の
瓜甲
(
そうこう
)
も毒ありというべし。道衍
燕邸
(
えんてい
)
に至るに及んで
袁珙
(
えんこう
)
を王に薦む。袁珙は
字
(
あざな
)
は
廷玉
(
ていぎょく
)
、
鄞
(
きん
)
の人にして、
此
(
これ
)
亦
(
また
)
一種の異人なり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
燕王笑って曰く、
吾
(
わ
)
が年
将
(
まさ
)
に四旬ならんとす、鬚
豈
(
あに
)
能
(
よ
)
く
復
(
また
)
長ぜんやと。道衍こゝに於て
金忠
(
きんちゅう
)
というものを
薦
(
すす
)
む。金忠も亦
鄞
(
きん
)
の人なり、
少
(
わか
)
くして書を読み
易
(
えき
)
に通ず。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
鄞
部首:⾢
14画