都方みやこがた)” の例文
二代以前の当城殿様、お鷹狩の馬上から——一人町里まちさとには思いも寄らぬ、都方みやこがたと見えて、世にも艶麗あでやかな女の、一行をさっと避けて、その宮へかくれたのを——とろんこの目で御覧ごろうじたわ。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この風習の起こりは都方みやこがたであった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)