邪吏じゃり)” の例文
邪吏じゃりらし、年税の過少をただすなど、あらゆる政治にも心をそそいだので、都市地方を問わず、今やこの国こそ、楽土安民の相を、地上に顕観けんかんしたものと、上下徳をたたえない者はなかった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)