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遺言状
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ゆゐごんじやう
ふりがな文庫
“
遺言状
(
ゆゐごんじやう
)” の例文
「二年前に亡くなつた大旦那樣が、
遺言状
(
ゆゐごんじやう
)
をお書きになつて、お妹のお糸さんに、身上を半分差し上げることになつてをりました」
銭形平次捕物控:287 血塗られた祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
しかし彼の
遺言状
(
ゆゐごんじやう
)
は生死を超越しない俗人よりも更に綿密だつたと云ふことである。尤も彼の遺族たちはこの「仙人」の遺言状を一々忠実には守らなかつたらしい。
仙人
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
生前
(
せいぜん
)
の日の
遺言状
(
ゆゐごんじやう
)
の
秘密
(
ひみつ
)
のごとくに
刺草
(
いらくさ
)
の
間
(
あひだ
)
に沈み
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「お福さへ居なきや、俺は勝手だ。
親父
(
おやぢ
)
の
遺言状
(
ゆゐごんじやう
)
が出ても、三千兩の
身上
(
しんしやう
)
を受取るだけで、何の怖いこともない」
銭形平次捕物控:100 ガラツ八祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
遺言状
(
ゆゐごんじやう
)
を作つて、私が死んだ後、甥の吉三郎と金次と、姪のお辰と、それに番頭の清六とお前が立ち會ひの上で見ることにして置き度い——と
斯
(
か
)
ういふわけで
銭形平次捕物控:149 遺言状
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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越前屋は數萬兩の大身代で、その跡取は當然問題になるべき筈ですが、
遺言状
(
ゆゐごんじやう
)
を預つてゐる筈の番頭清六が殺され、支配人の吉三郎が大阪から歸らなくては、何が何やら見當も付きません。
銭形平次捕物控:149 遺言状
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
父親の
遺言状
(
ゆゐごんじやう
)
は寳屋が預つて居る。それには、お福とこの錦太郎を一緒にする約束が書いてある筈だ。萬一、二人が一緒にならない時は、三千兩の金は利息をつけて俺に返さなければならない。
銭形平次捕物控:100 ガラツ八祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
申します、申します。皆んな申上げてしまひます。——多賀屋さんには數々のお世話になつて居るので、斷り切れなかつたのでございます。——仲屋さんの先代の
遺言状
(
ゆゐごんじやう
)
は、すぐ此場で錦太郎さんにお渡し申します、——御勘辨を
銭形平次捕物控:100 ガラツ八祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
これは別に、
遺言状
(
ゆゐごんじやう
)
を書いて置く
銭形平次捕物控:020 朱塗りの筐
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
遺
常用漢字
小6
部首:⾡
15画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
状
常用漢字
小5
部首:⽝
7画
“遺言”で始まる語句
遺言
遺言書