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『仙人』
ふりがな文庫
『
仙人
(
せんにん
)
』
この「仙人」は琵琶湖に近いO町の裁判官を勤めてゐた。彼の道楽は何よりも先に古い瓢箪を集めることだつた。従つて彼の借りてゐた家には二階の戸棚の中は勿論、柱や鴨居に打つた釘にも瓢箪が幾つもぶら下つてゐた。 三年ばかりたつた後、この「仙人」はO町 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
後
(
のち
)
棹
(
さを
)
瓢箪
(
へうたん
)
胃癌
(
ゐがん
)
鴨居
(
かもゐ
)
勿論
(
もちろん
)
彼是
(
かれこれ
)
括
(
くく
)
訣
(
わけ
)
題名が同じ作品
仙人
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)