“遠篝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とおかがり66.7%
とおかが33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生駒山の遠くから、高安、平野、秋篠あきしのノ丘、浜へかけては堺の方まで、無数の赤い蛍火ほたるびといっていい遠篝とおかがりが見えたのだった。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然るにその後も依然として、遠篝とおかがりは山々谷々に、また浦々に燃えつづいたが、寄せて来ようとはしなかった。
赤坂城の謀略 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
遠篝とおかがりの光りに、夢かのような明滅を大きく描いているだけとなった。