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とおかがり
ふりがな文庫
“とおかがり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
遠篝
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠篝
(逆引き)
生駒山の遠くから、高安、平野、
秋篠
(
あきしの
)
ノ丘、浜へかけては堺の方まで、無数の赤い
蛍火
(
ほたるび
)
といっていい
遠篝
(
とおかがり
)
が見えたのだった。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
然るにその後も依然として、
遠篝
(
とおかがり
)
は山々谷々に、また浦々に燃えつづいたが、寄せて来ようとはしなかった。
赤坂城の謀略
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ところが、大宮、車大路、いずこも道は遮断され、庁の
総曲輪
(
そうぐるわ
)
の辺は、たくさんな
遠篝
(
とおかがり
)
で、さながら火焔の府に見えた。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それかあらぬか、大江の水をへだてた彼方には、いつもより赤い、そして数も多い
遠篝
(
とおかがり
)
が
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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