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道斎
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どうさい
ふりがな文庫
“
道斎
(
どうさい
)” の例文
万福寺殿昌屋常久禅定門
(
まんぷくじでんしょうおくじょうきゅうぜんじょうもん
)
、俗名青山次郎左衛門、隠居しての名を
道斎
(
どうさい
)
と呼んだ人が、自分で建立した寺の墓地に眠ったのは、
天正
(
てんしょう
)
十二年の昔にあたる。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
天草
(
あまくさ
)
で習ったオランダ風の
錺
(
かざり
)
を応用して、精巧な鈴を作ることを工夫し、芳村
道斎
(
どうさい
)
と名乗って江戸中の
好事家
(
こうずか
)
の人気を集めましたが、名人業であまりお宝にはならず、年中貧乏を看板に、女房一人
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
それは万福寺を建立した青山
道斎
(
どうさい
)
の形見だ。
万福寺殿昌屋常久禅定門
(
まんぷくじでんしょうおくじょうきゅうぜんじょうもん
)
の文字が深く刻まれてある古い墓石だ。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
この改典は廃仏を意味する。これはさすがの松雲をも驚かした。なぜかなら、この万福寺を
建立
(
こんりゅう
)
したそもそもの人は、そういう半蔵が祖先の青山
道斎
(
どうさい
)
だからである。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
斎
常用漢字
中学
部首:⽂
11画
“道”で始まる語句
道
道理
道程
道化
道傍
道具
道行
道路
道中
道端