道囃子みちばやし)” の例文
胸に小太鼓、腕には銅鑼どらを掛け、手にも喇叭らっぱを持って吹き、一人で三人がくの“道囃子みちばやし”をドンチャン流して来る男があった。身装みなり、ひと目で分る獄卒だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)