運天うんてん)” の例文
沖縄ではその昔八郎為朝ためともが上陸したという運天うんてんの港の外海に、古宇利こうりと呼ばるる一つの島がある。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
勢理客せりかく祝女のろが、あけしの祝女が、いのりをささげて、雨雲を呼び下し、武士もののふの鎧を濡らした、武士は運天うんてん小港こみなとに着いたばかりであるのに、祝女は嘉津宇嶽かつうだけにかかった雨雲を呼び下して
土塊石片録 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)