遅麦おそむぎ)” の例文
山の一つのひだのくぼみ、四方閉ざされた正しい円形の谷間で、夕陽の光が一面に当たっていた。赤土の地面であって、中央の狭い金色の野には、遅麦おそむぎさび色の燈心草が生えていた。