逸勢はやなり)” の例文
大師は橘逸勢はやなりと共に、藤原葛野麻呂の第一船に便乘いたし、天台の傳教大師は、判官菅原清公きよともの第二船に便乘いたした。
大師の入唐 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
逸勢はやなりという人は、参議をもつとめましたほどの身分の人でありましたが、罪を犯して公民権を削られましたので、それを非人逸勢といいました。
それから古来もともとやかましくいわれておりますが能書はやはり弘法大師であり、道風であり、逸勢はやなりであり、あるいは嵯峨天皇のごとき、あるいはずっとくだりまして三藐院さんみゃくいん、近衛公。