“進取”の読み方と例文
読み方割合
しんしゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本はこのうちの一島をも有せぬ、しかし進取しんしゅの気にとむ日本人は、けっしてこの島をみのがすようなことはなかった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
彼らの好みは明るくて大どかな色と模様をえらんでいた。亡運をたどる城下にこの光景はない。男女の皮膚の色には進取しんしゅな気が耀かがやいている。市民の生活はうまくいっているらしい。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)