“通一遍”の読み方と例文
読み方割合
とおりいっぺん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先生のわが身に対する交情こそさる通一遍とおりいっぺんのものにてはなかりしなれ。火鉢を間にしてわれらは互に日本服着たる姿を怪しむ如く顔見合せ今更の如く昨日きのうとなりにし巴里のこと語出でて愁然しゅうぜんたりき。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)