“這懸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はいかか50.0%
はいかゝ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蔦蔓つたかずらも葉の裏を見上げるように這懸はいかかる。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
湿地に生ずる虫どもの、幾万とも知れずむらがり出でて、手足に取着き、這懸はいかゝり、顔とも謂はず、胸とも謂はず、むず/\と往来しつ、肌をめられ、血を吸はるゝ苦痛は云ふべくもあらざれば
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)