“輪王”の読み方と例文
読み方割合
りんのう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「——輪王りんのう位高けれど、七宝しっぽう永くとどまらず。世は末だ! 澆季澆季ぎょうきぎょうき」泣くように、月へさけんで、悠々と歩みをつづけて行く。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
にや輪王りんのうくらゐたかけれども七寶しつぱうつひに身に添はず、雨露うろを凌がぬのきの下にも圓頓ゑんどんの花は匂ふべく、眞如しんによの月は照らすべし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
文久二年正月の坂下門さかしたもん事件(それと関連せる輪王りんのう寺擁立挙兵策・一橋擁立挙兵策など)に連座・獄死した下野しもつけ義徒の中心には、宇都宮うつのみやの呉服商菊池教中きくちのりなか、大橋訥庵兄弟がおり
志士と経済 (新字新仮名) / 服部之総(著)