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軽卒
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かるはずみ
ふりがな文庫
“
軽卒
(
かるはずみ
)” の例文
旧字:
輕卒
そう決まると笹村は一刻も速く、この重荷を
卸
(
おろ
)
してしまいたかった。そして
軽卒
(
かるはずみ
)
のようなおそろしい相談が、どうかすると三人の間に
囁
(
ささや
)
かれるのであった。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「今夜私がお前に話すことは、決して誰にも話さないという約束をしておくれ。それを聞かないうちは——然しお前に限ってそんな
軽卒
(
かるはずみ
)
なことはあるまいけれど」
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
結局
(
つまり
)
二人で
駈落
(
かけおち
)
などいう
軽卒
(
かるはずみ
)
な事でもしやしないか、困ったものだと云う事が私の耳に入っているが、私も兄弟は無し、心細いから
平常
(
ふだん
)
親切にしておくれのお前と
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「てめえは、
雲的
(
うんてき
)
だな。雲的ともあろうものが、
軽卒
(
かるはずみ
)
なことを
喋
(
しゃべ
)
って、後で
笑
(
わらわ
)
れンな」
夜泣き鉄骨
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「けど、
軽卒
(
かるはずみ
)
なことは出来やしないよ。その人のためにもよくない。」
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
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「ああいう
軽卒
(
かるはずみ
)
なことは慎んでもらいたい。」
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
“軽卒”の意味
《名詞》
軽装な装備の兵士。
身分の低い兵士。
軽率。
(出典:Wiktionary)
軽
常用漢字
小3
部首:⾞
12画
卒
常用漢字
小4
部首:⼗
8画
“軽卒”で始まる語句
軽卒家