軍夫ぐんぷ)” の例文
うらやみせめて軍夫ぐんぷに加わりてもと明け暮れ申しおり候ここをくみ候わば一兵士いっぺいしながらもそなたの幸いはいかばかりならんまた申すまでもなけれど上長の命令を
遺言 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
渠を囲みたるは皆軍夫ぐんぷなり。
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
なるほど二人は内密話ないしょばなししながら露しげき田道をたどりしやも知れねど吉次がこのごろの胸はそれどころにあらず、軍夫ぐんぷとなりてかの地に渡り一かせぎ大きくもうけて帰り
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)