“軋音”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あつおん50.0%
きしみ33.3%
きしりね16.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“軋音”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語1.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
一人として、一言も発する者がなかった。が、そこには、騒々しい雑音と、軋音あつおんが、気狂いのように溢れていた。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
地上にてついた二人の影と、低くしずかに余韻を響かせている鉄の扉の軋音あつおんと、——いつの間にか、その音は、車匿の歔欷きょきに変わっていた。
二十歳のエチュード (新字新仮名) / 原口統三(著)
珍しく風もなく晴れた日で橇の滑金すべりがねの下ではキシキシキシと心よい軋音きしみと鈴の音が針葉樹の壁の中を後ろに流れて行った。
(新字新仮名) / 楠田匡介(著)
まだ若い衆連の群れは民家の窓下へ姿を見せず、ただ月のみが、身支度に余念のない娘たちを一刻も早く、足もとで軋音きしみを立てる雪の上へ駈け出させようと、誘惑するもののやうに、家々の窓をばそつと覗き込んでゐるだけであつた。
しかし二人の片輪者は、やはり両手を左右へ振った。それから洞の中へはいって行った。と、ふたたび軋音きしりねがして、雑木林が徐々に動くと、洞の口は見えなくなった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)