“車持”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くらもち50.0%
くらもちの50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この一段は、古註によりますと、萬葉集卷十六の車持くらもち氏の娘子の戀夫君歌を採つて換骨脱胎して一篇の物語としたのであらうと言はれて居ります。
伊勢物語など (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
車持くらもち氏の娘が、ひさしく夫が通はないために、戀ひ焦れてその果は病氣になり、いよいよ臨終といふ際に、使をやつて夫を呼びよせたが、夫の顏を見ると、泣きながらこの歌をくちずさんで
伊勢物語など (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
みなくらゐたか身分みぶんたふとかたで、一人ひとり石造いしつくりの皇子みこ一人ひとり車持くらもちの皇子みこ一人ひとり右大臣うだいじん阿倍御主人あべのみうし一人ひとり大納言だいなごん大伴御行おほとものみゆき一人ひとり中納言ちゆうなごん石上麻呂いそのかみのまろでありました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)