“車形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くるまがた50.0%
くるまなり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つばするような息が、相手の口をついて走った。四名は四本の刀をならべて、車形くるまがたになった。武蔵の体ははすの花の中にある露にひとしかった。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
厖大ぼうだいな人数の輪が車形くるまなりめぐるように、徳川勢も鶴翼の陣形をそのまま向きをかえて、敵のまえに人間の堤をきずいた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)