身幹みのたけ)” の例文
こゝには數人の少女をとめあり。中なる一人の姿かほばせは宛然たるアヌンチヤタなるが、只だ身幹みのたけ高く稍〻肥えたるを異なりとす。
導者は灰の丘を左にして進まんとす。忽ち見る。我等の往手に火の海の横れるありて、身幹みのたけ數丈なる怪しき人影のその前にゆらめくを。これ我等に前だてる旅客の一群なり。