身㕞みづくろい)” の例文
彼の起ちしあとに宮は身支度を為るにもあらで、始てよみがへりたる人の唯在るが如くに打沈みてぞゐたる。ややひさしかるに客の起たんとする模様あらねば、老婢は又出来いできたれり。宮はその時にはか身㕞みづくろいして
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)