ゐざり)” の例文
一寸二寸とまたゝうちに茎が伸びたと思ふと、最後に小さい花がぱつと開く。ゐざりを立たせた基督だつて、これ以上の不思議は出来まいと思はれる程だ。
犬をけしかけながら犬の先になツて走る腕白小僧や、或は行路病者、𢌞國巡禮、乞食僧侶、或はまた癩病患者、癲疳持てんかんもち狂人きちがひ、鼻ツかけ、眼ツパ、びツこゐざり
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)