踏挫ふみひし)” の例文
……羽織は、まだしも、世の中一般に、頭にかぶるものときまった麦藁むぎわらの、安値なのではあるが夏帽子を、居かわり立直る客が蹴散けちらし、踏挫ふみひしぎそうにする……
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)