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踏反返
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ふんぞりかえ
ふりがな文庫
“
踏反返
(
ふんぞりかえ
)” の例文
婦人は
苦
(
あっ
)
と
身悶
(
みもだ
)
えして、
仰向
(
あおむけ
)
に
踏反返
(
ふんぞりかえ
)
り、苦痛の中にも人の深切を喜びて、
莞爾
(
にっこり
)
と笑める顔に、吉造魂飛び、身体
溶解
(
とろ
)
け、
団栗眼
(
どんぐりまなこ
)
を糸より細めて
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
どれもどれも、
碌
(
ろく
)
でなしが、得手に帆じゃ。船は走る、口は
辷
(
すべ
)
る、
凪
(
なぎ
)
はよし、大話しをし
草臥
(
くたぶ
)
れ、嘉吉めは胴の
間
(
ま
)
の横木を枕に、
踏反返
(
ふんぞりかえ
)
って、ぐうぐう
高鼾
(
たかいびき
)
になったげにござります。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
踏
常用漢字
中学
部首:⾜
15画
反
常用漢字
小3
部首:⼜
4画
返
常用漢字
小3
部首:⾡
7画
“踏反”で始まる語句
踏反