足蹠あしうら)” の例文
窓のしきいに左足をかけた京子は、急に寒けを催すような月光の反射を受けて足蹠あしうらが麻痺したように無力に浮いた。
春:――二つの連作―― (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
然しその前に、所謂体重負担性断端——それを詳しく云うと、義足を要する肢のどの部分が、足蹠あしうらのように体重を負担するか、その点を是非知っていて貰いたいのだ。
夢殿殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)