趙融ちょうゆう)” の例文
蜀の先鋒張南は、久しく夷陵いりょうの城を囲んで、呉の孫桓を攻めたてていたが、味方の趙融ちょうゆうが馬を飛ばしてきて
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、発向した出征軍は、先陣に黄忠こうちゅう、副将に馮習ふうしゅう、張南。中軍護尉に趙融ちょうゆう廖淳りょうじゅん。うしろ備えには直臣の諸大将。宗徒むねとの旗本など、堅陣雲の如く、蜀の峡中きょうちゅうから南へ南へと押し流れて行った。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)