“赤薙”の読み方と例文
読み方割合
あかなぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、この高原を一里あまりもたどって、赤薙あかなぎの東ふもとに出れば、もうはやそこに、とうとうと地ひびきをうって聞こえてくるのは……。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
中に田端から遠望した「赤城山から日光の赤薙あかなぎ山まで」の略図と、赤羽台続きの袋村の崖頭から見た「浅間山から赤城山まで」の略図とが挿入してある。
望岳都東京 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
日光の町から馬返へ行く途中、眉を圧して聳え立つ女貌にょほう山や赤薙あかなぎ山の姿が、或は開けた谷間の奥に、或は繁った黒木の森の上に、電車の進行に連れて忙しく右手の窓から仰がれる。
秋の鬼怒沼 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)